外壁塗装は高額な費用がかかりますが、各自治体が提供している助成金や補助金を活用することで、自己負担額を大幅に削減できます。
大まかな助成金・補助金の申請から受け取りまでの流れは以下です。
① 住宅がある自治体の助成金・補助金を調べる
② 助成金を使った外壁塗装に詳しい業者を見つける
③ 工事前に申請
④ 外壁塗装の工事を行う
⑤ 報告書の提出・審査
⑥ 補助金を受け取る
この記事では、外壁塗装に関連する助成金や補助金の種類、申請方法、注意事項などについて詳しく説明します。
助成金・補助金の受給手続きの手順
受給の条件や申請書類と同じく、自治体によって異なりますが、一般的な手続きの流れはこちらです。
① 住宅がある自治体の助成金・補助金を調べる
② 助成金を使った外壁塗装に詳しい業者を見つける
③ 工事前に申請
④ 外壁塗装の工事を行う
⑤ 報告書の提出・審査
⑥ 補助金を受け取る
ただし、助成金(補助金)の確定通知書を受け取ってから、振り込まれるまでには約1か月程度かかる場合もありますので、その点をご留意ください。
① 住宅がある自治体の助成金・補助金を調べる
当然ながら、補助金や助成金を受け取るには、自治体や国がそのような支援を提供していることが必要です。
各自治体の補助金・助成金制度は、各自治体のホームページか「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」から調べることができますので、まずは対象となる自治体がそのような制度を実施しているかを確認してみましょう。
- 住んでいる自治体のホームページ
- 地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト
ただし、補助金・助成金制度が設けられていても、自治体の予算や採択件数、時期などの関係から、先着順や利用制限がある場合があります。
全国的に、自治体の補助金や助成金の応募は、通常年度の初めである4月から行われることが多いです。
外壁塗装工事で補助金や助成金を利用したい場合は、計画を立て始めると同時に市役所などの窓口で応募の時期を確認することをおすすめします。
② 助成金を使った外壁塗装に詳しい業者を見つける
助成金があることがわかったら、利用できる塗装業者を見つけましょう。
見積もりを依頼する際に、「助成金の使用が可能か」をあらかじめ確認しておくことが重要です。
③ 工事前に申請
希望の自治体で外壁塗装の助成金や補助金制度が提供されていることを確認したら、申請手続きを行います。
自治体の助成金を受けるには、工事を開始する前に申請するのが一般的です。
工事が完了した後では助成金を受けることはできませんので、ご注意ください。
申請時には、各自治体が提供する申請書や工事費用の見積書だけでなく、施工場所の現状や施工内容が分かる書類(写真や図面など)も必要になることがあります。
これらの書類をしっかりと準備しておきましょう。
助成金や補助金の申請に必要な書類の例はこちらです。
- 各自治体の窓口やウェブサイトで入手できる申請書
- 住宅の登記簿謄本(所有者の確認のため)
- 外壁塗装工事の見積書
- 外壁塗装工事の契約書
- 設計図書(平面図や立面図、工事内容など)
- 施工前の現場写真
地球温暖化やヒートアイランド対策としての制度を利用する場合
- 日射反射率の測定値証明書(第三者機関による)
- 塗料の性能が記載されているカタログ
定住人口を増やすための制度を利用する場合
- 戸籍全部事項証明書(親子関係を証明する書類
- 住民票除票(市外に居住していたことを証明する書類)
④ 外壁塗装の工事を行う
申請書を提出した後は、工事が始まります。
工事中は特にすることがないように感じられるかもしれませんが、工事の範囲や使用する塗料などに変更があった場合は、自治体にそれらの変更を届け出る必要があります。
⑤ 報告書の提出・審査
工事が完了したら、施工前と施工後の写真を添えた「工事完了報告書(実績報告書)」と「請求書」を提出しなければなりません。
施工業者と適宜協力しながら、最後まで手続きを丁寧に行いましょう。
⑥ 補助金を受け取る
順調に審査が進めば、通常は調査後の1〜2ヶ月程度で補助金や助成金が振り込まれるでしょう。
地域に密着した業者であれば、申請時にサポートしてくれることもあります。
ただし、家の長期間の維持管理に関わる重要な決定であるため、業者の選定は慎重に行うことをおすすめします。
まとめ
この記事では、外壁塗装に関する助成金や補助金の内容や申請方法について説明しました。
リフォームに関連する助成金や補助金は、10万円から20万円程度の大きな金額が絡むことが多いため、準備や手続きにはそれ相応の労力が必要です。
地域に密着した塗装業者を選び、サポートを受けながら進めていくと安心ですよ。