外壁塗装で使用される塗料には、「1液型」「2液型」があります。
- 1液型:硬化剤が最初から主材に混ぜられているもの
- 2液型:塗料(主材)と硬化剤が別々になっており、使用時に主材と硬化剤を混ぜて使用するもの
本記事では、外壁塗装で使用される塗料の「1液型」「2液型」の違いについて、詳しく紹介していきます。
塗料の「1液型、2液型」とは?
ここでは、塗料の「1液型」「2液型」について解説していきます。
2液型の塗料とは
外壁塗装を行う際には、外壁表面に適切な塗膜を形成するために、「硬化剤」を塗料に混ぜて使用します。
塗料(主材)と硬化剤が別々になっており、使用時にこれらを混ぜ合わせるタイプの塗料を2液型と呼びます。
硬化剤を使用する分だけ混ぜる必要があり、手間がかかる上に、一度混ぜ合わせた硬化剤は使い切らなければならないという欠点があります。
しかし、1液型と比較すると、この手間をかけることで塗装直前に硬化反応を引き起こすことができ、より強固な塗膜を形成できるだけでなく、塗装可能な素材が多いという利点もあります。
1液型の塗料とは
硬化剤が最初から塗料に含まれているタイプを、1液型と呼びます。
硬化剤を毎回混ぜ合わせる手間が省けるだけでなく、2液型のように使い切らなくても余った塗料を翌日でも使用できるという利点があります。
かつては2液型しかありませんでしたが、混ぜ合わせる手間と効率を改善するために1液型が開発されました。
特に2液型では、攪拌時に希釈配分を誤ると塗料の性能が損なわれる可能性がありますが、1液型は攪拌が不要なので、施工品質を一定以上に維持できるという利点もあります。